
中国から手紙が届いた。
高校時代の友人ミカエルからだ。
彼女と私はものすごーく仲が良かった訳ではない。めちゃめちゃ話が合うって言う訳でもない。
そもそも、ミカエルなんて呼んでいるのは私だけだ。
でもなんとなくお互い好きで、そういう友達っているでしょ?
卒業するときに、なんかさ、手紙書こうよ、メールとかじゃなくて!(笑)っていう私の思いつきから、律儀な彼女は今でもたまに手紙を書いてくれます。皆さんご存知のとおり私はとりわけ手紙が好きで、私の文通に付き合ってくれる優しい友人のひとりです。
彼女は高校時代3年間、文化祭実行委員で裏方中の裏方である、文化祭における学校全体のゴミ関係の仕事をしていた。
かたや私はクラスの企画係を青春をかけてやっていて、私たちは3年間ずっと
作る側、と それを捨てる側 の正反対の立場にいた。
私たちは最後の3年生で同じクラスになった。
その3年間のサイクルの中で思い出す、一番嬉しかったことは、
文化祭が終わって少したった頃に、ミカエルが言ってくれた事。
「あのね、毎年仕事をしていて、それはそれはものすごいゴミの量なんだ。いつも、なんでたった3日のために、あんなに苦労して、こんなにゴミをだすんだろう!って思ってた。
ずっとおもってたけど、でも今年はね、最後うちのクラスのゴミを片付けるときに「あーー!嫌だ〜〜!解体したくない〜〜!」って思ったんだよ」
大賞をとった事よりも、ミカエルがそういってくれたのが嬉しくて、ものすごい印象に残ってる。
私にとって文化祭での経験が結局美大進学を決意するきっかけになった。
絵が得意な訳ではなかったが、自分がつくったものを誰かが喜んでくれる。というシンプルな図式の中にいたいというのが原点になった。
そしてたまに自信がないとき、原点に立ち返るとき、私はミカエルの事を思い出す。
彼女は卒業を半年遅らせて、秋頃には帰国するらしい。
本当はミカエルのような役回りの人たちがいつも水面下で、誰も気づかないような所で動いてくれていて
だから世の中が廻っているって、よく知ってるよ。
卒業してからずっと会ってないけど、帰国したら会えるのが楽しみです。

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