2021年6月17日木曜日

Long time

 ちょっとしたタイムマシーンのような気持ちでこのブログをあけた

ここ数年、何かを書き記したり、手繰り寄せ言葉で心情を羅列したりという行為からは離れていた。

言葉を紡ぐというのはなかなか体力がいる。人に話すのも同じく。

気づけば同じような言葉しか使っていない、なるべくシンプルに話せとこの社会のだれもがいうからだ。 


なるはやで、明確に。結論から話すのがマナーの世の中で、若い子たちの話を遮りもっと要点をまとめろと捲し立てるようなつまらない大人になった。彼女たちの中にかつての自分を見ながら、「ああ、気持ち、わかるよ。あと数年したらでいいから、どうか大人をゆるしてね。」と言い訳をしたくてここにきた。

 

 私は33歳になった。

相変わらず生地屋で油を売っている。

先日、いや、そうは言っても昨年(ババアには十分先日だ)荒木に「圭子は言葉の人だから」と言われたことが頭に残っている。心ではない、脳味噌のシワに引っかかっているのだ、痒くてもとれないところに挟まってしまったのだ。

 

本を読むこともめっきりと減り、自分の目の前に広がる世界のことだけで一喜一憂しているとうすうす気づいていた私は、なんとなく、なにかいつもと違うことを始めないといけない気になってこんなことをしている。もう寝ればいいのに。

明日は何をしよう、絵でも描こうか、なんのために?

こういう自分はほとんどリタイアしたお父さん連中と同じだなと思う。

親父のリタイア後はどうなってしまうのか、家族のためにと働くことで彼の人生は良い意味でも張り詰めていたから、いざ自分だけのために時間を使えと言われたら家にずっといてあっという間にボケてしまうだろう。

目的を見つけなければと思い画策はしているが、その様はまさに油を売り続けて言葉すら亡くした私とそっくりだなと思う。

 

 

とりあえず今日のところはもう寝よう。

2013年7月16日火曜日

VIETNAM













携帯すられてたのしかったです。

去年の夏











最近何かと忘れっぽいので困っています。

だんだんよくなる

わがまま
理想が高いは幻
財を成す
大衆的に喜ばれること
鬱になる
不満をためやすい
自分のスタイル楽しむ
他人の欠点気にしない
今は勉強
40才が転機
創意工夫
木は着物のき
少女の夢
短い眉は根性がない
太くて一本は融通が利かない
忙しい旦那
忙しい私
飽きっぽい
距離感
事業を興す
たくさんの仕事の種類


台湾大冒険


















2013年2月2日土曜日

きもの

多摩美術大学テキスタイルデザイン専攻 2011卒業制作作品
花のようなひと −シャクナゲ・ノウゼンカズラ−

型染め、絹
H170×W170 2点

2012年12月27日木曜日

Fröhliche Weihnachten


今年の10月1日はまだ暑くて、私はたしかノースリーブを着ていたとおもう。
その日はなんとなく早い時間に登校して、まだ誰もいない廊下を歩いてタバコを吸おうと建築科のバルコニーの扉を開けると、ブロンドの髪の男の子が座って本を読んでいた。少し若い。

驚いた顔で3秒目が合い、ぎこちなくありふれた世間話をする。
「暑いね、日本にはいつ?」
「私はもう24だけど、私はきっと君にはすごく若く見えるんだろうね。」
欧米系の人とのお決まりの会話。
彼はその日からの留学生で、誰もいない校舎で迷子になっていることがわかり、困ってるならもっと早くいいなよ!と思いながら教務の人につないであげた。

もうあれから3ヶ月経つのかと思うと早過ぎて吐きそうだ。ぼうっとしているとあっという間にばばあだ。ばばあになりつつあるその間に、彼は私と同じアメスピを吸うようになった。

まるで躾の行き届いたゴールデンレトリバーのようだなぁ。と他人事にしか思っていなかった。フリスビーをキャッチして、褒めてほしくて、まっすぐに私を見るようなまなざしに少々当てられていた。彼の言う所の、smartだとかbeautifulの意味するものを深く考えるのも億劫だ。

でも、クリスマスプレゼントの包み紙にわざわざ筆で書いたという、へたくそなカタカナを見て、日本語のテキストを見ながらなぜか墨汁まで用意している姿を想像して、ふいた。出会った日、日本語なんて世界で一番難しい、覚えなくてもいいかな。なんて言ってたのに。


「クリスマスにはなぜか我が家みんな集まって演奏するんだよ、母がリコーダー、祖父がピアノ。」