今から冬が来ることに身構えてる
9回目の冬だ 冬が来るたび9回も同じことを考えていた
あっという間だった
離れると、本当にただの他人になってしまう関係もあれば
電池式の腕時計を水没させてしまって、長い間壊れたと思ったのにふと見ると実はちょっとずつ時間が進んでいた、みたいな関係もある。たとえそれが死別の場合でも。
私が、帰り道のバス停で、冷たく澄んだ空気に鼻を赤くしながら、懐かしい、覚えのある感情に陥って、またこの季節かと、ふっと思い出したことがあって、このことをここで思い出したのも9回目だなあ、と思っていたら、多分その人もそのときその瞬間、まったくおなじことを考えているような気がする。
根拠がないならなおさら、そういう人とは永遠に他人にはなれない。それが良いか悪いかは別だが。
言いたいことは山ほどある。好きだとか嫌いだとかそういうんじゃない、いろんなことが山ほど。
でもそれを全部ぶつけても、うんざりした顔が目に浮かぶから
やはりシャツは仕立てようかとおもう。

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