ラベル ほんとうの の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ほんとうの の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2010年1月17日日曜日

上を向いて歩こう





祖母は、とにかく元気で健康なのが自慢で仕方が無かった。

ふく、という名前のとおりに、周りの人に幸せを分け与えるように朗らかで、気丈で、おしゃべりで

どこへ行っても、お元気ですねって言われるのが誇りだったのだ。



しかし、乳がんになり、病院通いをしているうちに


次第に気持ちも滅入っていたのだろう。

去年のクリスマスイブ、心臓がおかしいということで入院。



年齢も年齢だし、今はもう疲れきった彼女の心臓はいつとまるのかわからない状態で


もはや1ヶ月前とは別人のように弱ってしまった。




食事もままならないのはもちろん

寝るときは赤ん坊のようにおむつをし、

一人で立てずに這いつくばってトイレを目指し

間に合わなくて糞尿を漏らし、

それを娘や孫に始末してもらう。


うまく喋れない口を一生懸命開けて

あーとかうーとかわめいているけれど、

あんなに悲しい声を、この世で私は聞いた事が無い。






もうおばあちゃんは、死んでしまいたいのだと思う。



悲しい呻き声をあげる度に


おばあちゃんが生きていく為のプライドのようなものが



ポキポキと音を立てて折れていく。



私の耳にはしっかりと聞こえるのだ。





だけども、もうおばあちゃんはおばあちゃんではなくなってしまっても

それでも彼女は生きていて


神様も世の中も、彼女にまだ生きろという




一体何がよい事で何がわるいのか

だんだんとわからなくなってきている




今日も私はおばあちゃんのとなりの部屋で

彼女の苦しそうなうめき声を聞きながら眠る



そして明日も彼女は今日と同じ1日をおくる。





こんなときでも私にできる事は、上を向いて歩く事だけなんだろう。

2009年9月5日土曜日

おそらく





世界が実はとても不自然な事に気づいたときにはもう遅かった。


食べたいのにご飯抜いたり

寝たいのに寝なかったり

本当は死にたくなんて無いのに死にたいとか言う

全部ちぐはぐじゃんかよーーーーって

ここのところずっと熱かった私の体はこれでもかというくらいに火照る

作りたくないのに作っているのか

それとも

作りたいのに作りたくないって思おうとしてるのか

考えても仕方が無い事を考えるのが得意な自分が

子供の頃からだいきらいだ。

2009年8月20日木曜日

魔法の穴





軟骨にピアスをあけた




世界一注射が嫌いだったけど



今なら何本でも打てそうだ









どうかこの右耳が



すべての痛みを吸いとってくれますように